謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 清水建設株式会社社員の皆様を始め、全国連合兼喜会の皆様のご健勝を心よりお慶び申し上げます

 旧年中は清水建設㈱東北支店の皆様、東北兼喜会の皆様のご協力により、会を運営してこれました事に厚く御礼申しあげます。引き続き今年も変わらないご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 毎年のように各地で自然災害が発生している中、昨年は台風15号から19・21号が東日本に影響をおよぼし、犠牲者は100人を超え、12万棟を超える住宅が被災するという被害を受けました。2011年の東日本大震災の復興もまだという地域では復旧が困難を極めています。テレビからは、台風通過後に荒れ果てた田畑や自宅を見て呆然とする人々の姿が幾度も流され、命は守れたが多くの財産を失った方々の心情は察して余りあります。これまで治山や治水は着実に進み、安全・安心な生活は守られると信じれれてきましたが、その価値観は揺らぎ始めたように思われます。

 またここ数年、建設業界は「担い手確保}が大きな課題となっており、建設関係団体と発注機関の意見交換会が活発にとり行われていますが、いずれの場でも主要な論点となっているが、週休2日制の定着に向けた取り組みです。週休2日制をめぐっては、多くの県が実施証明書を発行して、総合評価での加点措置を講じるなど一定対応のはしていますが、日給月給制の技能者が多い中、週休2日とした場合に収入減の課題があり、月給制への切り替えや労務単価の引き上が必要といった大きな問題があります。

 しかしながら、今の若い世代は子供の頃から週休2日が当たり前の世界で育っており、担い手確保には休日の確保が欠かせないことであり、生産性向上によって適正な利潤が確保できて、技能者の処遇改善につなげられるような環境を整えながら、建設業にたずさわる官民が一体となって働き方改革を早急に実現できるよう、取り組んでいかなければならないと思います。

 東北支店では、6年前より清水建設様と兼喜会により、建設業で働きたいと思ってくれる若者の創出の目的のもと、「建設業イメージアップ部会(KIU)」を立ち上げましたが、「ものづくり」が体験できる体験型イベントを今年も3月に開催する予定で、併せて出前授業・現場見学会も実施しており、年々充実した内容となってきています。今後も東北支店の皆様と共に、建設業のイメージアップにつながる様々な活動を企画し取り行っていきたいと思います。

 そして、東北支店では「SDGsに配慮した支店建替計画」のもと昨年5月に解体工事が始まり、11月18日には新社屋起工式が執り行われました。完成は2021年1月末を予定しており、コンセプトとして ①人間の五感に訴えかける健康で快適に働けるワークプレイス ②知的な生産性が向上し仕事がはかどるワークプレイス ③杜の都仙台にマッチした省エネルギー・省資源オフィス ④災害への強靭さを備えたオフィスの4つを掲げた、健康で快適に働ける次世代型オフィスビル」となる予定であり、我々兼喜会会員も40数年ぶりの新築工事に携われることを貴重な経験ができると共に、嬉しく思います。

 最後になりましたが、本年が清水建設株式会社にとってご隆盛の年でありますように、そして全国連合兼喜会の皆様のご繁栄を心より祈念申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。
        

 

2020年 東北兼喜会